89歳 父、認知症。今更だが自分の生き方を再確認。

老人ホームに入って父の件で中で働いているヘルパーさんに朝電話して、介護保険の件を話した。

ヘルパーさんからいろいろな事を聞いて、私も改めて自分の生き方を考えるきっかけとなった。

父は毎日デイサービスに行っている。これには理由があった。一人でいると不安になり思いがけない行動をとったり、荷物をまとめたり、ホームから出ようとする。

認知症は、ついさきほどまで話していた会話の内容も忘れてしまう。だから一人になるとそこが老人ホームである事すらもわからなくなって不安になるのだと。

だから瞬間、瞬間を楽しく過ごさせるようにするのだと。楽しく過ごした瞬間も忘れてしまうのだが、一人で不安になり気が狂って過ごすより良いのだそうだ。その時間を精一杯、楽しくその日を生きるのだと。

なんだか。。。瞬間、瞬間を楽しく過ごすって。。。要するにその場が楽しければ良いってこと? これって。。。家の長女が反抗期に言ってた言葉と似てる。

認知症も進行がすすむとテレビも面白くなくなるようだ。ドラマも見ている内容すらも忘れてしまうからだそう。こうなると何か目標を立てて何かを行うなど、目標すら忘れてしまうという事だ。

なんだかとても可哀想だ。もうこうなると夢も希望もないってことだ。夢?希望?これって持っていれば、それに向かって努力するし、勉強するし。。。人がなんと言おうと自分は夢を持ち、希望を持ち、それに向かって努力し少しずつでも前に進む。私達が生きていく事ってこれなんだ。と思った。